BN No.144コラム「アスンシオンでタイ料理を楽しむなら、“Sawasdee”!」
パラグアイでは、もともと東南アジア系人口が少ないため、日本食や韓国料理、中華料理を除いて、アジア系のレストランは極めて少なく、“タイ料理”にもあまり馴染みがない。
今年8月、アスンシオンのリリオ通りから少し入った隠れ家のような場所で、タイ料理専門のレストランがオープンした。店の名前は、“Sawasdee”、タイ語で“こんにちは”という意味の言葉だ。
店の外観はシンプルで、まだ大きな看板も出ていない。行き止まりの道の先にその店があり、車の通行も無いの で、テラス席でも落ち着いて食事を楽しむことができる。
中に入ると、タイの『サバーイ・パンツ』や、民族刺繍を施した衣装を身にまとったスタッフが対応してくれる。リノベーションされた店内は、アジアの趣を感じさせ、心地のいい音楽が流れていた。
タイ料理にあまり詳しくないため、本場の味との比較な どできないのだが、どれも日本人好みのものばかりだった。タイ料理の特徴は、甘口の味付けと唐辛子のきいたピリ辛で、どの料理も野菜やフルーツの味を活かして仕上げている。
パラグアイのディナータイムが始まる 20 時過ぎからは、パラグアイ人の客も徐々に来店していたので、こちらの人々にもタイ料理は受け入れられているようだ。
今回は、代表的なタイ料理“グリーンカレー”を、食べ損ねた。次は、ぜひチャレンジしてみたいと思う。オススメの、一軒だ。KT
一見、見逃しそうな、シンプルなお店
店内は白を基調に明るく、タイルの装飾が可愛らしい
エビの生春巻き
皮もエビもプリプリで、ミントと唐辛子がアクセントになっている。ナンプラーが効いているピリ辛特性グリーンソースとの相性は抜群だ。
海鮮の米粉麺
平打ち麺の焼うどんのよう。甘めの味付けで手が止まらなくなる。