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PBN No.138コラム「 日本語スピーチコンテスト」

 今年で30回目になる全パラグアイ日本語スピーチコンテストが8月18日に、全パラグアイ日本人会連合会(以下、連合会)の教育推進委員会と在パラグアイ大使館の共催で行われた。

 同イベントは作文コンテストと共に連合会の主軸の一つである日本語教育に係る活動の一環である。

 加盟団体が運営する日本語学校の児童生徒を中心に低学年が15名、高学年が14名、中学生が12人、非日系は青年と成人者を含め11名と総勢52名の参加のもと盛大に開催された。

 近年、日本語を学ぶパラグアイ人の学習者も増え、彼らにとっても日本語スピーチコンテストや日本語能力試験などは学びの過程での評価やモチベーションになっている。

 同コンテストは参加者が学んでいる日本語力を活かす場でありながら今後生きていく上で重要な武器になるスピーチ力をづける上でも非常に重要な役目を担っている。話者が、地方から集る他校の児童生徒や一般人300人近くを前にスピーチすることは他では得られない経験であり、子供たちが今後必要とするスキルに磨きをかけられる貴重な場である。

 更に内容も多彩であり、家族、学校生活、社会をテーマにそれぞれの考えや思い、価値観を発表することから、他の児童生徒の視野を広げ刺激にもなっている。

 現在参加されている児童生徒は2000年以後に生まれた世代が大半であり、新興国とはいえパソコンやインターネットが普及した環境で育った「デジタルネイティブ世代」である。高学年、中学生の多くがスマートフォンを所有し普段からSNSなどを利用するなど、多様なコミュニケーション手段を活用しながら日々生活している。

 今後も一昔とは違った時代を生きる子供達であるが顔を合わせて話すこと、人前で話すなど、これらのコミュニケーション手段を大事にしてグローバルに活躍してほしいと願う。YM

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