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PBN No.132コラム「ビールのアミューズメントパーク! “Palo Santo Brewing Co.”」

 アスンシオンは今、空前のクラフトビールブームを迎 えている。パラグアイ人はビール好きなので、この流れは自然なことだが、これだけ一気に店舗が増えているのは驚きだ。普段飲み慣れている味とは異なるクラフトビールは、仕事帰りや週末のちょっとした贅沢となっているのだろう。

その中で今回、週末には満席で立ち飲みが出るほどの人気店をご紹介する。

 “Palo Santo Brewing Co.”は、昨年末にオープン、ビール好きなパラグアイの若手資本家 4 人組が共同出資し、スタートした。

 場所はアスンシオン Villa Mora の一角に位置し、店舗は大きな倉庫のような造りだが、モダンとクラシックな融合させた設備と店内デザインには多くのこだわりを感 じる。薄暗い中、インテリアと化した照明が、うまく配置されている。

 このビールバーの売りは、『NITSUGA(ニツガ)』という

4 種のクラフトビールセットだ。パラグアイの有名なギタリストであるアグスティン・バリオスのニックネームがその由来だ。(Mangore という愛称も有名だが、正式なニックネームは Nitsuga Mangore だ。) 黒ビールから爽やかなフレーバーまで、飲み比べることができる。

料理メニューも充実しており、伝統的パラグアイ料理から、ビールに合うおつまみまで多く取り揃えている。

 店内で驚くのは、客席中央に位置する、カウンター中央にあるビールサーバーだ。40 本ものレバーが付いており、このうちクラフトビールが 20 種類、その他、国内外のビールが用意されている。このサーバーの上部には太いダクトが通り、その先には大量のビール樽が置かれた冷蔵倉庫に行き着く。実に斬新な作りだ。

 バー横に併設されているビール工場は、店員に頼めば自由に見せてもらうことができる。また、毎週木曜夜には「ビールナイトツアー(要予約)」も行われており、店舗全体を回りながら、ビールマイスターのオーナーから直接、ビール作りについて話を聞くことができる。参加費は 4 万ガラニー(約 8 ドル)で、クラフトビール一杯と、オリジナルビールグラスのプレゼントまで付いている。

[endif]-- ビールにこだわって、すべてがつくられていることに感動した。ビール好きにはたまらない、まさにパラグアイのビールのアミューズメントパークにふさわしい場所と言えるだろう。KT

       建物は、大きな倉庫を改装したデザイン

      店内に大きなスクリーンを完備し、サッカーなどスポー ツ観戦も行われる。

当ビール工房のオリジナルクラフトビールの、お試し 4 点セット 44,000Gs(約 7.8 ドル)保冷液入りのグラススタンドは、出された直後は凍っているため、キンキンに冷えたビールを楽しめる。

      バーのすぐ横に併設されている、地ビール工房

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