PBN No.100 コラム「国内トップクラスの味を堪能、“Tierra colorada Gastro”」
PBN100号を記念して、今回はパラグアイでトップクラスの味とサービスを提供する名店を紹介したい。レストラン“Tierra colorada Gastro ”が2016年、パラグアイで唯一、『南米レストランベスト50(47位)』にランクインしたのはまだ記憶に新しい。
Trinidad通りの豪邸が立ち並ぶ住宅街にその店舗はある。シンプルな外観とは反対に、店内はアンデス地方やアジアンテイストを感じさせるインテリアで飾られている。客席の奥にはシンボルツリーが生えており、樹木を大切にするパラグアイの国柄も分かる。高級レストランの雰囲気よりも、落ち着いた、アットホームな印象を受けた。
2010年の開店からまだ7年だが、その味と洗練されたサービスが評判を呼び、昨年の受賞につながった。厨房は、ウルグアイ人シェフの料理長、Rodolfo Angenscheidt氏が仕切っている。
ここでのオススメは何と言っても魚料理だ。パラグアイで初めて、サーモンのカルパッチョをここで味わうことができた。メインに選んだティラピアの包み焼は、野菜や香草がふんだんに使われている。普通のレストランではマッシュルームは瓶詰めが主流だが、ここでは新鮮な生を使い歯触りも良く、非常に香り高い。
ワンプレートを2人で分けて食べると伝えたところ、テーブルに運ばれる際にすでに半人前ずつ2セット運ばれ、盛り付けも素晴らしかった。常に客席に目を配り、気が付けばニコリとする店員の対応は細やかで、受賞にふさわしいと感じられた。
誕生日など特別な日に、一度は訪れていただきたい場所である。KT
<店舗情報>
住所:Av.Trinidad 784, Asuncion
TEL: (021) 663 335
Web: http://tierracoloradagastro.com/
営業:日曜定休/
土〜火20:00 - 1:00
水〜金 12:00 - 15:00/20:00 - 1:00
専用駐車場:なし
店舗外観
店舗内観
シンボルツリーのラパチョがライトアップされている
サーモンのカルパッチョ:49,000Gs(約8.8ドル)
ティラピアの包み焼:85,000Gs(約15.3ドル)