PBN No.70 コラム「創業117年、老舗レストラン『Bar San Roque』 」
移り変わりの激しいパラグアイで、飲食店の老舗経営は容易では無い。それには、良い料理と良いサービスを常に提供し、顧客を満足させ、愛され続ける必要がある。今回は、南米最古の都市として知られるアスンシオンで、最も古い歴史を持つレストランの一つを紹介しよう。
“Bar San Roque”:
“Bar San Roque”はアスンシオン旧市街、セントロのウルグアイ公園からほど近い、Eligio Ayala通りとTacuary通りの角に位置している。専用駐車場が無いため、夜間は路上駐車も可能だが、昼間は周囲の有料駐車場の利用をお勧めする。
1900年の創業から117年もの歴史を持つ。当レストランが現在の店舗に移転したのは60年程前、内装からその歴史を感じることができる。
角側の旧店舗スペースは天井が高く、3m以上はあろう、昔ながらの建具が並び、移転当初の様子を今に伝えている。一方、店奥の増築スペースは、西洋的で白を基調とした落ち着いた雰囲気である。
メニューは伝統的パラグアイ料理から、肉・魚料理、パスタなど幅広い。どれもボリュームがあり、1人1品注文すると食べきれないほどだ。朝食サービスも人気で、平日は朝8時の開店。
そのアンティークな店内は、歴史を感じながら料理を楽しめる空間である。KT
<店舗情報>
住所:Eligio Ayala y Tacuary, Asunción
電話:021446015
FB:https://www.facebook.com/pg/barsan
roquepy/about/?ref=page_internal
<営業時間>
月〜金:8:00-15:30、18:00-0:00
土曜日:9:00-15:30、19:00-0:30
日曜日:10:00-15:30
Tacuary通りを下から登って来ると、右手角に店舗がある。
店の1番人気メニュー「Asado a la Olla」は、ブツ切り牛肉を、油をしいた鉄鍋で玉ねぎ、にんにく、ニンジンのみじん切りと共に、時間をかけ野菜の形がなくなるまで炒めた肉料理。普通のアサードと比べ柔らかく、脂も少ないのでとても美味。多くの客がこれを注文する。1人前ですごいボリュームだ。(3.9万Gs= 約7ドル)
旧店舗スペース。天井が高く歴史を感じるアンティーク調のインテリアで装飾されている。