PBN No.68 コラム「疲労が溜まった体をリフレッシュ『Spa El Tigre』」
日本人以外では、湯船に浸かる習慣は少ない。パラグアイも、例外ではない。しかし、我々にはシャワーだけの毎日では、あまり疲れが取れた気がしないのは、日本人の性だろうか。
入浴には主に3つの効果、「温熱効果による“疲労回復”」、「水圧による“血行促進”効果」「浮力作用による“リラックス”」があると言う。良いことばかりだ。
今回は、パラグアイで湯船に浸かれる場所を紹介する。
”Spa El Tigre”:
場所は“メルカド4”近く、Fernando de la Mora大通りから少し入った場所に位置する。(大通りからだと、Europa通りが一方通行のため、一本手前のItalia通りから入るので、ご注意頂きたい。)
オーナーは韓国人で、浴場、乾式サウナ、湿式サウナ、垢すりマッサージ、オイルマッサージを提供する。今回、筆者は全てのオプションを試してみた。
浴場(男性用)には2×2mほどの湯船がひとつ。保温機能がないため、お湯が冷めたら近くのスタッフに頼み、熱いお湯を足してもらわなければならない。隣に、お湯風呂の3倍ほどの、プールのような水風呂がある。
“サウナ”は乾式が1ブース、湿式が2ブースあり、本格的な作りで、汗を流すには申し分ない。
“垢すりマッサージ”は浴場隅で行われ、パラグアイ人のおじさんがこすってくれる。約15分かけ、全身の垢が丁寧に取り除かれた。
“オイルマッサージ”は専用の部屋に入り、45分ほどかけパラグアイ人のおばさんが施術してくれる。ベテランなようで、非常に上手であった。
“垢すり”も“オイルマッサージ”も入場時にカウンターで時間を指定し、予約する必要がある。どちらも衣服は身につけず、タオル一枚なので、最初はリラックスどころではなかった。2時間ほどかけ、フルコースを満喫すると、全身の疲れが取れ、肌もツルツルになった。
今回は平日午後に訪れたが、5人ほどいた客は全てパラグアイ人であった。アジア系の客ばかりかと思っていたが、現地の人も水着も履かず、日本の銭湯と変わらない。東洋文化がこんなところまで浸透しているかと、興味深かった。
料金:入場料(浴場+サウナ):35,000Gs(6.5ドル)、垢すりマッサージ:45,000Gs(8.4ドル*男性は40,000Gs)オイルマッサージ: 60,000Gs(11.2ドル)フルコースで140,000Gs(26ドル)となる。
パラグアイでは決して安くはないが、日本に比べると遥かに安い。たまに訪れると十分満足できる内容だ。KT
<店舗情報>
住所:Erupoa esquina Av Fernando de la Mora, Asunción
電話:(021) 225 696
FB:https://www.facebook.com/spaeltigre/
時間:10:00-20:00
外観とロビーは、近代的に改装した。
浴場内部は照明が少なく、少し薄暗く感じる。設備はやや老朽化しているが、メンテナンスと掃除は行き届いており、綺麗に保たれている。
エントランスホールには、韓国製食品や化粧品、日用品などが販売されている。