PBN No.63 コラム「隠れ家的レストラン『“La Consentida Del Patron”』」
一般的に飲食店は人通りが多く、大通り沿いの立地で、いかに人目につくかが商売のカギとなる。アスンシオンでも、大通り沿いには多くの飲食店がひしめき合っている。
ところが今回紹介する店はセントロ近くとはいえ、人通りも車通りも疎らな住宅街に位置し、まさに知る人ぞ知る「隠れ家的」レストランだ。
たまたまレストラン近くのギャラリーを訪れた時、昼食にとスタッフが勧めてくれたのが取材の切っ掛けだ。初見ながら、店内の雰囲気と料理の質から、「必ずまた訪れたいお気に入りの場所」となった。
”La Consentida Del Patron”(ボスのワガママ娘):
場所は、旧市街と“メルカド4”の中間点にあり、隠れ家レストランで、見つけづらく、訪れる際は住所検索(下記参照)をオススメする。
2015年11月のオープンから、まだ2年ほどしか経っていない。店内には、中世ヨーロッパを思わせるアンティーク品のレイアウトが施され、サッカー選手やテニス選手のユニフォームやボール、ポスターが壁に飾られている。
特に目を引いたのが、日本でも有名なパラグアイのサッカー選手“チラベルト”のサイン入りユニフォームだ。
メニューにはグリルなど肉料理を中心に、パスタなどが並ぶ。ちょうど昼時だったので、ランチセットを注文した。パンは自家製で、オリーブのオリジナルソースがパラグアイでは珍しく美味である。ランチメニューは日替わりで、その日は、チョリソーのつまみと、豚バラ肉のステーキ、それにドリンクとデザート(プリン)がついて、47,500Gs(8.4USD)というお値段。
見た目が美しく、味もレベルが高い。よほど腕のいいシェフか、コーディネートの上手いオーナーがいるのであろう。生ビールサーバーが三台もあり、ワインも品揃えが充実しているとのことだ。KT
補足:当日2人で訪れたが、ランチメニューを頼んだのは私だけだった。しかし、店員の計らいで、2人分の大きさのデザートを提供してくれた。気の利いたサービスに感銘を受けた。
<店舗情報>
住所:Ortiz Guerrero Manuel 704 | Esquina Antequera,Asuncion
電話:0976 377680
FB:https://www.facebook.com/laconsentidapy/
店内にはスポーツ選手のサイン入りのユニフォームなどが飾られている。
客席は二箇所に分かれており、この写真は大広間の席。アンティーク品がレイアウトされている。
スタッフおすすめ自家製ニョッキ。今まで食べたニョッキで一番美味しいと筆者は感じた。
メインの豚のステーキ。脂身が少なくジューシーで、しつこくなく食べやすかった。
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