“コロンビアコーヒー”、パラグアイ市場に参入

世界17ヶ国で362店舗を展開している、“Juan Valdez Cafe”が、昨年7月からパラグアイに進出し、現在はマリスカル・ショッピング新館内と、その裏手の『Hub Hotel Asuncion』内、そしてショッピング・デル・ソル（大通り側駐車場に面する場所と、裏手の新スーパーマーケット内部）の3ヶ所で展開している。

　そして先日の新聞記事で、この先、パラグアイでの事業規模を拡大することを決め、今後5年間で10店舗体制に持っていくことを表明している。

（参考記事：http://www.lanacion.com.py/2015/07/31/juan-valdez-cafe-abrira-10-sucursales-en-el-paraguay/）

“Juan Valdez Café”：

　そこで、コロンビアの本場の味と、どのようなスタイルのカフェなのか、取材で伺ってみた。

　今回訪れた場所は、マリスカル・ショッピング裏に位置する、『Hub Hotel Asuncion』地上階に併設されている店舗だ。

　内部は天井が高く、家具照明などインテリアもモダンで、先進国に負けないデザインセンスを感じた。(写真左)

　ホテルロビーと併設していることもあり、ホテルの利用客もこのカフェを多用しているようだ。また、レジ・サービスカウンターの上には会議室があり、そこの利用客にもこのカフェのコーヒーが出されているようだ。

　肝心のコーヒーは、個人的な感想だが、香りが非常に良く、他のコーヒーに比べ、強い酸味が特徴のように感じた。価格は一般的なカフェと同等か、やや高めである。

　店舗入って右側の壁には、小売用商品やギフト商品がディスプレイされているのだが（写真右上）、その価格には驚いた。例えば、ネスカフェ・インスタントコーヒー100gが通常1万7,000Gs（約3ドル）で売られているのに対し、こちらは同量で5万9,500Gs（約10ドル）と、3倍以上の値がつけられていた。

　このようなグレードの高い海外チェーンの進出からも、パラグアイの近年の成長をうかがい知れる。

住所：Eulogio Estigarribia Esq. Ttte. Zotti 1892, Asuncion／Hotel Hub Asuncion

Web：http://www.juanvaldezcafe.com/es-co/