亜国経済、2017年まで先行き暗い
アルゼンチン政府関係者は、今年度下半期の経済回復を約束していたが、先日、ミチェッティ副大統領は2017年まで景気回復の見込みは無く、「経済の回復は来年まで待つしかない」と、公式発表した。
公共サービス料金の大幅な値上げや、物価上昇により、5月の消費動向は減少した。貨幣価値が下がったため購買力も低下し、多くの従業員解雇が見られたため、この発表に至ったという。
一方、フリヘリオ内務大臣はラジオインタビューで、電力とガスの大幅な料金値上げを正当化するとともに、今年下半期の経済改善の可能性を語った。
アルゼンチン中小企業会議所の調べでは、5月の小売販売が2015年度の同月と比べ9.2%低下し、5ヶ月連続の景気停滞が続いていると報告している。
また、経済動向コンサルタントは、今年の5月までに15万4,570人が失業したと報告した。
(Eco 160606 GI)