産業セクターへの融資額は軒並み減
元来農業・牧畜国であるパラグアイも、近年、工業など他分野でも大きく成長してきた。
しかし、今年に入り、各部門の発展には欠かせない金融機関からの融資額が、すべて減少している。最大の原因は、国際的不景気からくる、広範囲な穀物・原料相場の下落にであることは言うまでも無い。
例えば、農業セクターへの融資額は、今年1月の19兆2千億Gsをピークに減少続け、4月の融資額は17兆7千億Gsと約8%の大幅ダウンを記録した。
また、輸出、牧畜、工業セクターへの融資額も1月をピークに毎月下がり続けている。
一方、個人向けローンは、年末・年始のピークのあと2月は激減したが、3月、4月にわずかな回復を示している。(5dias 160603 HN)