ブラジルはメルコスール以外の経済同盟に接近
これまで、ブラジルのイタイプ電力代金支払いの増額に対し、「この増額はパラグアイに対する慈善活動に過ぎない」などと、反パラグアイの発言を繰り返して来たブラジルのジョゼ・セーハ外務大臣が、「ブラジルは現在、メルコスール以外の関税優遇措置のある経済同盟とコンタクトを取っている」と、表明した。
ブラジルはパラグアイにとって最大のビジネスパートナーで、対ブラジル貿易額は輸入で24億ドル(全輸入の25%)、輸出で26億ドル(全輸出の32%)にのぼる。今後のブラジルの政策次第では、この貿易額に大きな影響を与える可能性が出てくる。