インターポール南米支局と入管管理で連携
わが国の入管手続き近代化で、移民局長ホルヘ・クロナウェッテル氏はインターポール南米支局のラファエル・ペーニャ局長と連携体制強化を協議した。
この協議は、国境を越えた犯罪と、国境を移動する人の増加に対応し、国際移住機関(OIM)が、ブエノスアイレスに事務所を持つインターポール南米支局、OIMパラグアイ事務所のリチャルド・ベラスケス所長などの協力で実現した。これまで以上に両機関が情報を連携させ、出入国時に前歴や指名手配情報が同時に表示され、必要に応じ逮捕・追跡を可能にするもので、また最近頻発する盗難された身分証明書での偽装入国も阻止する。
この人物登録相互接続システム(PIRS-MIDAS)は、出入国時の人物確認照会を自動化し、犯罪防止と安全処置を効率化するもので、パラグアイ国内で国際空港(ペティロッシ空港とグアラニー空港)で今年から実施される。
結果、入管局での旅行者の身元確認と諸業務が迅速化し、先進国なみの対応が可能になり、空港での対応が大きく改善される。
このシステム導入には、入管窓口での旅券自動読み取り装置と、人物認識カメラの導入、システムを扱う職員たちの研修まで含まれている。(EV 160524 GI)