パラグアイのインターネット普及率50%未満
ラテンアメリカ開発銀行(CAF)、国連ラテンアメリカ経済委員会(CEPAL)、ラテンアメリカ通信調査センター(CET.LA)、電話通信基金(Fundacion Telefonica)等が、5月17日の国際通信デーに発表したレポートによると、パラグアイは、ラテンアメリカでインターネット普及率が50%未満の7ヶ国の中にいる。
電気通信分野専門家の見解では、東部パラグアイでの電話普及率が、現在90%にのぼることを考えると、パラグアイ全体のインターネット普及率は2018年には60%~70%になると推定している。
また、今ラテンアメリカでインターネット通信が急速に成長しているが、ラテンアメリカの約半分の人々には、この流れに加わるのはまだまだ先だろう。
しかし、最近データでは、2015年にラテンアメリカ人の53.5%がインターネットを使用している調査結果があり、それは2005年の実績16.6%と比較すると、急速に伸びていることがわかる。
なお、ボリビア、ペルー、エクアドル、メキシコ、パナマ、ドミニカ共和国の約50%の人口がインターネットを利用し、ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラでは未だ30%未満である。
また、国際電気通信連合(UIT)によると、ラテンアメリカでインターネットを多く利用する6ヶ国中、首位はチリで、アルゼンチン、ウルグアイ、ベネズエラ、コロンビア、ブラジルが続いている。
ラテンアメリカ全体では、約50%の人がインターネットを活用しているが、経済協力開発機構(OECD)の先進諸国平均82.2%と比較すると32ポイントもの開きがある。(Eco 160518 MY)