アルゼンチン政府、ヤシレタ公団滞納金を支払う
アルゼンチン政府は5月18日、パラグアイ大蔵省に2,230万米ドルを振り込み、これで2014年 キルシュナー大統領政権から滞納されていた支払いがようやく清算された、と大蔵省大臣サンティアゴ・ペーニャ氏が説明した。
5月の第1週、カルテス大統領がアルゼンチンを公式訪問した際、ヤシレタ協定について話し合い、ヤシレタ公団のアルゼンチン財務省に対する滞納金について語った。
パラグアイ政府の主張は、ヤシレタダム建設に伴う負債は、パラグアイ政府ではなく、ヤシレタ公団が払うべきで、建設費のパラグアイ側負担分は50億米ドル相当のはずである。しかし、アルゼンチン前政権は、運営で発生した利子など160億米ドルをパラグアイ政府に請求していた。現政権ではその要求金額が下がった模様だ。(LN 160519 VR)
(編集部注)ヤシレタ公団は、パラグアイとアルゼンチンの両政府が出資・設立した2国間公社で、一種の独立した多国籍国際企業である。給料体系も運営体系も両国政府とは独立している。