経済活動の停滞が給料に反映
近年、給料の上昇がもっとも見られたのは、業界別で建設業、金融業と、サービス業で、通信業界のその上昇はもっとも低かった。
パラグアイ中央銀行(BCP)でデータによると、パラグアイの給料水準は、2015年に2.9%上昇した。
しかし、過去3年の推移をみると、以前は毎年平均6%の上昇があったために、最終年度(2015年)に著しいブレーキがかかったことになる。そのため、収入を給料に頼る多くの勤労者にとって厳しい状態であり、一般消費に大きなブレーキとなっている。
グラフ⑴:業種別給料の上昇率(出典:BCP)
北半球の国々の経済停滞の影響を受け、またパラグアイにとって最大の経済パートナー、ブラジルの政治的・経済的危機がパラグアイ経済を直撃するなか、パラグアイ政府はこれらの状況を打破する、有効な対策を示さねばならない。
(5dias 160513 GI)