国内経済成長は建設土木・畜産部門が推進
パラグアイ中央銀行(BCP)が実施した銀行貸付業務に関するアンケート調査によると、今後3ヶ月間では、建設土木・畜産部門が伸び続ける傾向を示しているということが分かった。
また、経済関係者によると大豆の国際相場の安定により今度、農業にも大幅な伸びがあると予測されるが、反面、大豆消費の低迷は続きそうだとも言う。
部門別金融情勢アンケート:2016年第1四半期(出典:BCP/グラフ:PBN)
今回のアンケートは、金融機関を対象に行われたが、関係者はここ3ヶ月間は畜産(41%)、建設土木(34%)が成長傾向を保つが、その先の12ヶ月は農業、畜産の方が伸び率を示すであろうと話した。
また、報告書は「民間工事(マンションや個人住宅の建設)および公共事業工事(特に道路)が現在増加しており、これによって建設土木業も伸び率を維持続けるだろう」と、述べている。
また、「農業畜産部門では、大豆が安定化すれば伸び率が上がり、また畜産に関しては、パラグアイ産牛肉の知名度が国際的に増したことで一層の成長も期待できる」ともある。(AND 160507 VR)