ビジネス環境の改善が一番の課題
パラグアイ中央銀行(BCP) バルドビノス総裁は、新しいグローバルステージに向けてのパラグアイの課題は、長期的な経済成長計画で単に生産要因だけを積み重ねただけでは不十分で、ビジネス環境全体を改善し国際競争力を高める必要があると語った。
また今後、パラグアイに必要なものとして、成長産業への新企業の参入を容易にすること、各種インフラの整備、知的財産権の尊重、公的機関での不正防止などの対策と規制整備などを全て行わねば、パラグアイが近年見せた高い経済成長率を今後、持続することは出来ないと述べた。
なお、ブラジルFGV財団の調査によれば、パラグアイは前年に続き、ラテンアメリカ諸国で2番目の有利な投資国先となっている。
また経済評論家フアン・カルロス・サラテ氏によればパラグアイは安価な若手労働力の提供において輸出用製造業において非常に有利な地位にある。しかし、司法での信用性は今後より重要になると述べた。また、最近の経済活動では、クレジットカードの規制が、地域経済に大きなマイナスを与えているとも述べた。(LN 160404 GI)