日本の多国籍企業の社長を新たな大統領顧問に
カルテス大統領は3月28日、日本の多国籍企業フジクラ・パラグアイ社長イグナシオ・イバルラ氏を、スペイン・パラグアイ両国間の投資事業担当の大統領顧問に任命した。
「この国は大きな事業を実施できるチャンスの地であるが、私の考えでは、この国の最も大切な資産は電力でも、水でも、土地でもなく、若い労働力・人材である」と、スペイン人事業家は語った。
スペインからの投資は、BBVA, MAPFREY, PROSEGURなどの古くから定着している企業の他に、現在も続々と、この国が提供する好条件に魅入られ入ってきている。
それは、スペイン人にとってこの国は非常に居心地がよく、好かれていると感じられるところにある。 そしてパラグアイが提供する様々な可能性が他の諸国より多彩で、好条件であるためである。現在、民間企業の大型建設工事から、政府の公共事業工事までスペイン企業が多く参加しており、最近では空港付近のインターチェンジ・インフラや、水の処理工事などにもスペイン企業が入っている。
そして最後に、「1912年に創業されたフジクラ・グループは、パラグアイに進出してから未婚の母親や、身体障害者(聾唖)を採用する社会貢献に積極的に取り組んできている。また、犯罪者の社会復帰や、人材の能力開発など労働を通して幸せを築くプロセスには当初から重点を置いており、その部分の事業は進出したほかのどの国よりも、パラグアイにおいて多く実現できた」と、語った。(AIP 160328 GI)