ラテンアメリカ共通の社会問題
現在、ラテンアメリカ諸国では未決囚の過度な留置がどこでも大きな政治・社会問題になっている。パラグアイでもここ数年で、留置場人口が異常に増加している。
例えば、国際人権委員会が、コスタリカの刑務所が、過度の満杯状態になっていると警告している。しかし、パラグアイ法務大臣バシガルポ女史はパラグアイも同様な状況だと認めた。
パラグアイ法務省によれば現在留置中の囚人の70%以上が、裁判の判決をまだ受けていない未決囚と言う。つまり有罪判決を受ける前に、数年も容疑者状態で留置されている者が半数以上にのぼるという。(ABC 160314 GI)