フジクラ、本年度出荷は大幅な増加予定
パラグアイ・エステ市に工場を構えるフジクラ・パラグアイ株式会社は、ブラジルのフォルクスワーゲン(VW)社と車両用ワイヤーハーネスの供給契約を新たに結んだ。
当社のタティアナ・ムルサ副社長は「ブラジルで生産・販売されるVW社のFoxとGolの2車種の新型モデルのために今回の契約が結ばれた」と、語った。
なお、ブラジル自動車産業界の本年度売り上げは2015年に比べ5.2%下落するとみられている。しかし、今年1月には昨年の同時期に比べ販売が31.1%下落し、昨年12月の場合は一昨年の同時期に比べ38,8%も下落した。
また、新しい顧客になるルノー社は、今年9,000m2の新たな工場を建設予定であることを昨年、発表している。
そして、今年の1月からブラジルで製造されるVW車両の電線類の100%がこの工場で作られている、と当副社長は語った。
一方、フジクラは2015年はブラジルの不景気の影響を大きく受け、売り上げは29%も減少していた。しかし、昨年12月の新規契約を機に、150人以上の労働者を新規雇用し、さらなる体制強化を行った。 (LN 160229 KT)