PBNコラム No.158『何でも揃う、パラグアイのホームセンター“FERREX”』
フェルナンド・デ・ラ・モーラからセントロ方面に向かう途中、右側に店舗は位置する。店舗名が大きく壁に書かれているので、わかりやすい。
『“ムサシ”に“コメリ”、日本のホームセンターが恋しい!』、5年前パラグアイに来たばかりのころ、近所の小さなフェレテリーア(直訳は金物屋)に行く度に、私が感じていたことだ。小さな店舗では品数や種類が限られるため、日本のような痒いところに手が届く心遣いの製品に出会うことはなかなか難しい。
そんな中、2015年7月に日本のホームセンターに似た店舗が、エウセビオ・アジャラ大通りとアルゼンチン大通りの交差点近くにオープンした。この“FERREX”
は、チリ企業でパラグアイではこの店舗と、アスンシオン大学キャンパス近くの“ピネド・ショッピング”の中にも店舗を構えている。
パラグアイのフェレテリーアの特徴としては、まず入店と同時に整理券となる札をとり、順番で店員に呼び出される。カウンターにいる店員からは、何が欲しいかを尋ねられ、店員が陳列棚から商品を持ってきて、清算はレジコーナーで行う。
フェレテリーアは細かな商品が多いため、盗難よけでは効率が良いと言えるだろう。また、倉庫と販売スペースを分ける必要がないので、カウンターと倉庫スペースがあれば、商売が成り立つ。
デメリットとしては、自分のペースで商品を選ぶことができず、不機嫌な店員に当たってしまうと、気持ち良く買い物ができないこともある。
その点、この“FERREX”では、日本のホームセンター同様に自分のペースで自由に商品を手に取ることができ、筆者にとっては馴染みの感覚を覚える。
また、“FERREX”では店員も多く、あちこちで作業をしているので、2,100m2の広い販売スペースであっても、どこにどんな商品があるか、製品の用途も気軽に尋ねることができる。商品のラインナップも他店舗に比べバラエティに富み、中には高価なアメリカ製の良質なものまで取り揃えている。パラグアイの一般的なフェレテリーアでは、中国製の安価で品質の悪いものも出回っているので、長持ちする良いものが欲しければ、“FERREX”で良質な外国製を購入することをお勧めする。
家電から庭関係、水道関係に、建設完成、日用品とあらゆるものが一通り揃っているパラグアイのホームセンターである。KT
住所:Eusebio Ayala esq. Tte. Espinoza
TEL: (+595) 976 484478
HP: https://www.ferrex.com.py/?fbclid=IwAR2hPZ_KlgLS-idYy87qF0BTD1WhJYFKPrLrXmsJgpGjwXj6-bks4r0oK-0
営業:月〜土 8:00 – 19:30、 日 10:00- 18:00
専用駐車場:あり
店内は天井が高く広々としている。日本のホームセンターのように陳列棚のナンバリングがしっかりされ、どこにどの商品があるかを把握できる。
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