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PBN No.213コラム『アルゼンチン発、ピリ辛「ドラゴンソース」』

「日本のカレーライスに是非。」そう語るのはアルゼンチンのラ・プラタで植物由来の原料を使用し、無添加、無着色のスパイシーソースを製造するEmily Gamesこと、Emilio Fasciolo氏である。

 イベントオーガナイザーとして、ミュージシャンとして、作家として、またはゲーマーとして名の知れた彼は、1996年を境にベジタリアン、化学物質フリーの暮らしを始めるようになった。アルゼンチンやパラグアイのテーブルに必ずといっていいほど並ぶ「ピカンテ」と呼ばれるピリ辛ソース。Emily氏もまた、そんなソースの愛用者だったという。化学調味料の入った市販のソースに満足できず、ピリ辛ソースの製造を始めた。理想的なレシピに辿り着くまで、10年開発を続けるうちに、多くの人々の反響を得るようになった。中国、日本、イタリア、ブラジル、アメリカ、オランダなどからツアーでやってきたミュージシャン達へコンサートの後に食事を提供していたことで、自国にソースを持ち帰るためにボトル入りにした商品を求める声がミュージシャン達から多く上がるようになったという。当初はお土産としてプレゼントしていたが、購入したいという声が大きくなり、数年前から友人のアーティストと共にロゴを製作し、商品化した。

 ブエノスアイレスのラーメン店で受け入れられたことをきっかけに、雑誌に取り上げられ、Emily氏自身もビーガンフードのケータリングを始めたことから、地元のレストランやバーなどでも使用されるようになった。


 メキシコのスパイシーソースとアジアのスイートチリソースの中間というドラゴンソースは、ピザやハンバーガー、日本のカレーにもよく合う。

 また、環境に考慮し、リサイクルボトルを利用することで販売価格を抑えているという。小さいながらも、ピリ辛ソース愛用者のために品質にこだわりを持った商品を提供することがドラゴンソースの目的であり、それ自体がEmily氏のライフスタイルとなっている。現在はドラゴンソースのロゴをあしらったTシャツやトートバッグなども販売しているという。

ゲーマーのEmily氏だからこそ表現できる日本に通じる感性とデザイン、どこか懐かしい繊細な味わいを、健康と環境の配慮の行き届いたドラゴンソースから私たちは感じることができるだろう。

 ラ・プラタに立ち寄った際はドラゴンソースがオリジナル料理と共に味わえる、以下の飲食店に足を運んでみてはいかがだろうか。TT


・Pasillo ・Pizzerías

・Locoponte ・Pola

・Rockabilly ・Broja

・El Ángel ・Gris

・La Chorizeria ・Amsterdom

・Miraflores


無添加ドラゴンソース 各種


右がEmily氏、この日もイタリアからのツアー

ミュージシャンを招き、手料理を振舞った


Emily氏がケータリングを行う炭入りパンの

ビーガンバーガー


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