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PBN No.209コラム『パン屋さん“Karu”』

 子供の頃、時々母に連れられてパン屋さんに行った。 兄弟が多く、いつも「〜個までだよ。」と言われていた私 にとっては、数ある中から選ぶことが楽しみだった。  そんな記憶から、通りがかりにパン屋さんを見かけたり、ちらっと情報を聞いたりすると、気になって仕方がなくなる。 今回ご紹介する”Karu”も、魅力的な店舗の一つだ。

 Paseo la Galería からサンタ・テレサ通りへ 4ブロック進んだ先の裏通りに位置する当店は、閑静な住宅街に囲 まれている。店内に入ると、たくさんの瓢箪で作られた印 象的な照明のカウンターが正面に見える。 商品棚には、デザイン性の高いパッケージに包まれたパンや、オリジナルのコーヒーカップなどが並び、あちこちにこだわりが見える。  また、カウンター脇の通路を進むと、屋外スペースにつながっており、ここでは毎週水曜日、朝 7 時〜14 時まで、オーガニック商品を中心としたフェリアを開催するな ど、様々な活動を展開している。  メインであるパンも美味しく、値段もお手頃である。例えば、カウンター後ろに並べられた顔ほどの大きさのパンは、15mil Gs〜、前日のパンはその半額 7mil Gs と日 常的に食べる人にとっては、リピート必至の嬉しい価格 帯である(Pan de masa madre:サワードゥブレッド)。この日はちょうどクリスマス前で、パン・ドゥルセ(クリスマス用の菓子パン)を買いに来たお客さんで賑わっていた。  店内カフェスペースで食べられるメニューも、1 日かけて焼いたお肉を使ったサンドウィッチなど、こだわりが光 る。  他にも、ケータリングサービスも行なっており、ホーム ページに詳細が載っている。イベントなどの企画している方はチェックしてみるのもいいかもしれない。  一度では楽しみ尽くせないのが当店の魅力だ。ぜひ何度も足を運んでみて、いろいろな商品を試してみてはいかがだろうか。JA


さっぱりとした印象のファサード


ユニークな照明のカウンター


店内では職人の作業風景を垣間見ることができる

HP: https://karu.com.py/ Instagram:https://www.instagram.com/karuseando

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