PBN No.197コラム『パラグアイ国際観光イベント“FITOPAR”』
先日、11〜13日にかけ、マリスカルコンベンションセンター(Cemtro de Convenciones Mariscal)でパラグアイ観光フェア“ FITPAR”が開催された。
今年で第15回目となる当イベントは、国内のみならず、ブラジルやボリビア、アルゼンチンといった南米各国のブースも設置された国際観光フェアである。
中に入ると、パラグアイブース、海外ブースと2会場に分かれており、パラグアイブースはゆったりとしたスペースの中で展開され、ルートを辿りながらチャコ地方の塩湖や、グアラニーの世界などのパネルを見ながら会場内を回れる工夫がなされていた。
筆者が行ったことのある場所もいくつかあり、その時の記憶を思い出しながら回ることができた。
海外部門は、イベントやフォトスポットなどが設けられており、多くの見物客で賑わっていた。他にも旅行代理店やバス会社などの出展もあった。
また、期間内には、公共・民間部門の人々が集まり、今後の観光・製品開発について議論し合ったり、大学生によるプログラムが行われるなど、関係者同士の勉強の場としても非常に重要な3日間であった。
観光地は、観光客を楽しませるだけでなく、そこに住む地元民の自信や誇りへと繋がる。
まだまだ観光整備が行き届いていないため、魅力的な場所が知られていないのが現状ではあるが、こういった隣国との共同イベントによって観光産業が活力を見せてくれればと願う。JA
会場内様子
パラグアイ展示ブース:ルートを辿るようにして展示を楽しめる工夫がしてあった
ブラジル展示ブース:ダンスイベントには、多くの見物客が集まっていた
ボリビア展示スペース:手前インディヘナの衣装を纏った人形は写真スポットとして人気だった
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