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PBN No.185コラム『パラグアイ最大級の展覧会“Expo 2019”』

 日本の企業向け展覧会といえば、企業ブースにスーツ姿のビジネスマン達が商談のために参加するイベントが一般的であるが、パラグアイではその形は少し違う。一般の来場客の参加も見込んだエンターテインメント要素の高い、正にお祭りのようなこのイベントに、皆こぞって足を運ぶ。

 今回は国内でも多く開催される展覧会の中で、先日閉幕した”EXPO 2019”を紹介する。


EXPO 2019:

 今月6日〜21日まで、ルケ市で行われた当展覧会は、毎年2週間に渡って開催され、貿易、産業、サービス、畜産から農業まで、幅広い分野の企業や団体が参加する国内最大規模の展覧会である。

 昨年の情報では、549社が参加し、1,800件以上の商談が行われるなど、ビジネス界にとって非常に重要なイベントの一つである。

 各企業ブースには、より多くの来場者を引き付けるための様々な創意工夫が見られた。

 例えば、乳製品を取り扱う企業は、子供をターゲットに、イラストを交えたパネルの展示をしたり、アルゼンチンとの二国間公社であるYacyretá公団は、ブースの来場者に5,500本以上の苗木を配布をしていた。

 展示の他にも、会場中央の特設ステージでのコンサート、フォークダンスショーなど、様々なエンターテインメントで人々を楽しませた。

 実際に筆者が訪れた日も、たくさんの人々で賑わっており、個性豊かなブースに入ってみたり、レストランやアイスクリーム店で舌鼓を打つ様子が見られた。

 経済的には、踏ん張りが必要な現在のパラグアイであるが、こういった大きなイベントの賑わいを見ると、勇気付けられる。

 今年のアスンシオン近郊での大きなエキスポは終わってしまったが、また来年のイベントが楽しみである。


エントランス


中央の通り。家族連れやカップルのお客さんが多く見られた。

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