PBN No.181コラム『パラグアリで登山“Cerro Hû”』
国土の約7割が山岳地帯と、山の多い国として知られる日本に比べて、パラグアイは、最高標高800mと比較的平坦な地形である。その特徴はアスンシオン都心部に住んでいてもわかる通り、近郊に高地はCerro lambare以外に存在せず、登山好きな方には少し物足りないかもしれない。しかし、地方に行くとポツポツと魅力的な山(Cerro)が点在する。今回はその中からパラグアリにある中級者向けの”Cerro Hû”を紹介する。
Cerro Hû:
Eusebio Ayala通りからバスで2時間弱、パラグアリの町に到着したあと、大通りからさらにバスを乗り継いだ先にある。パラグアイの山といえば、地面が急に盛り上がったようなオーストラリアの世界遺産エアーズロック(ウルル)に似た形が一般的で、こちらも同じくラクダのコブのような形が特徴的だ。
冒頭でも説明した通り中級者向けの山で、まず経路や入り口を探すのに苦労した。ルートはいくつかあるようだが、今回筆者が訪れた登山口は、特別整備されておらず、だれかの私有地のような道(地元の人に聞いたので、問題はない)を柵を越えながら入っていくため、臆さず進む勇気が必要だった。この日は思ったより登山者が多く、地元の登山者たちについて登った。
最初は緩やかな道だが、進むにつれて徐々に険しくなってくる。岩山をよじ登ったり、木の根っこを掴んで這い上がったりと、整備されていない難所が多く、なにも知らずに挑んだ筆者には少し辛い登山となった。そのため、初心者や小さな子供連れの方にはオススメはできない。しかし、中には赤ちゃんを抱えてる人や、大型犬と共に登る人もいて、驚いた。
苦労を乗り越えた先に見える頂上の景色は特別で、疲れが吹き飛ぶような爽快感を感じた。この景色は、ぜひ自身で登って確かめて欲しい。
夕方17時頃には日が落ち始め、暗くなってくると危険度が増し、頂上での夕日も眩しく、逆光で写真も撮りにくいので、早朝から出かけることをお勧めする。休憩しながら40分程度で登れるとはいえ、近くにはトイレがないので、事前に休憩を挟んで、十分な飲料を持って挑戦していただきたい。JA
住所:Ciudad de, Paraguarí

ところどころにある難所では岩をよじ登らなくてはいけない。難易度は高め。

バスで行くと、山まで距離があるので、車がオススメ。近くに個人で経営している駐車場がある。

ルータ沿いにあるFruteria Paraguariは、ビュッフェレストランが充実していて、ここで休憩してからいくのがオススメ。

青丸周辺に駐車場、赤い矢印の先が入り口だ。
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