PBN No.161コラム『台湾系カフェ:タピオカドリンク『Babo Tea』』
日本食レストランに行けば豊富なメニューが並び、日系商店では羊羹にどら焼き、お餅などのスイーツまで手に入るパラグアイで、日本食が恋しくなることはあまりない。カルピスやヤクルト、アロエドリンクなど、日本で慣れ親しんだ飲料も色々な店舗で購入できる。
とは言え、日本ではミルクコーヒーやイチゴミルクに並んで、一般的に売られている人気飲料の「抹茶ミルク」、これはパラグアイでは見かけない。マテ茶のみならず、ウーロン茶、緑茶に紅茶、ジャスミンティーまで多くの種類のお茶が並ぶパラグアイのスーパーのお茶コーナーでも、抹茶を見つけるのは難しい。また、日系食材店の「粉末抹茶」も価格と用途を考えると、やや敷居が高く、簡単に手がでるものではない。
今回紹介するのは、パラグアイでは珍しい抹茶飲料が飲めるお店、日本ではお馴染みの台湾発祥のタピオカティー専門店である。ショッピング・マリスカルから東へ一丁、マリスカル・ロペス通りの裏道を進むと、『Babo Tea』という台湾系カフェがある。正面入り口のワーゲンバスを改造した台湾風クリスピーチキンの屋台が、目印になっている。
東アジア特有ともいえる“かわいい”印象のPOPな店内には、親近感を覚える。メニューには抹茶ミルクを含む定番のタピオカ入り各種ミルクティーはもちろんのこと、ジューシーなタピオカ風果汁ゼリーの入ったカラフルなジュースもあり、きれいな色合いと触感はパラグアイの人々からも人気が高い。価格は15,000Gs~とジュースにしてはやや高値ではあるものの、十分なボリュームで満足感が得られる。パラグアイで抹茶ミルクが飲めるのなら、ましてやタピオカ入りなら、納得の値段といえるだろう。
他にも、ワッフルや綿のように細かい台湾風かき氷、フラペチーノのような飲料まで、日本でも親しまれているカフェメニューが並ぶ。シガレットクッキーや袋入り菓子も購入でき、ドリンクはお持ち帰りの密封容器入れてくれるので、お土産としても都合がいい。
日本では身近な隣国・台湾のカフェ文化がパラグアイでも堪能できる『Babo Tea』、暑い夏の楽しみとして、この季節にお勧めしたいスポットである。TT
『Babo Tea』
住所:Quesada casi cruz del defensor
電話番号:021 663 839
営業時間:火曜~日曜 9時~21時
日本でもお馴染みの、タピオカ入り抹茶ティー。
この密閉容器は、お土産にも最適。
POPな店内。
タピオカ風ゼリー。噛むと弾けるジューシーな新触感。
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