PBN No.117「綿栽培、１０年ぶりに小農に利益をもたらす」

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　順調な生産と政府からの支援により、Itapúa県下の綿栽培が10年ぶりに復活し始めている。昨年は2千軒以上の農家が栽培したが、今年の栽培農家は3千軒を越えるとみられる。栽培農家はそれぞれAlto Vera、Itapúa Poty、Natalio、Yatytay、San Rafael、Carlos A. López、Coronel Bogado、Gral. Delgado、San Cosme、Artigas、Fram、Carmen del Paraná、José L. Oviedo及びSan Pedro del Paranáの各地区で綿を栽培している。

　ENCARNACIÓN のイタプア県生産・発展課のP・Iriarte課長は、「事前の土壌管理、播種・栽培方法の指導、肥料の活用に関する広報・指導を経て、今シーズンは県生産綿花の品質向上につながった。綿花売り渡し価格は、Artigas、San Pedro del Paraná 及びNatalio地区の集荷センターでキロ当たりI2,700グアラニーでスタートした。」と、話した。

　データによれば、Itapúa県下の小規模農家約2,500軒が、綿繰り工場に110万kg相当を売り渡し、総額63万ドルを売り上げたとみられる。

　Iriarte課長は、「原綿5万kgの搬入を受けた繊維会社“Manufactura de Pilar”は、3月12日から工場の綿繰り部門を再開し、増員も検討している。」と述べ、また、今シーズンは既に3千世帯が栽培プログラムに申し込んでいると説明した。棉栽培は換金作物が少ない時期に、農村家族の経済活性化に貢献する役割を果たす。

　かって、綿花生産は低い買取価格、悪品質の種子、また政府の無関心により、10年も栽培が停滞したが、昨シーズンは県庁、各自治体と民間の繊維会社Tejidos Pilarの支援により、Itapua県下の綿栽培と繊維産業は再び活性化された。

具体的には、農牧省普及局及び農村開発センターは2016年3月より綿種子を配り、県庁の生産・発展課は土壌作りと栽培法の広報指導、各自治体は除草剤、殺虫剤などを支援した。

また、収穫された綿花の品質に見合った買い取り価格の割増制が、綿花生産の後押しにもなっている。新シーズンは、Itapua県で200万kgの綿花収穫、３,０００軒の栽培農村で総額100万ドルの売り上げが予想される。VR

(http://www.abc.com.py/edicion-impresa/economia/tras-una-decada-cultivo-de-algodon-vuelve-a-beneficiar-a-itapuenses-1683696.htmlhttp://www.lanacion.com.py/negocios/2017/06/29/aprueban-instalacion-de-nueva-industria-que-fabricara-piezas-de-hierro-para-vehiculos/)