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PBN No.100「“安定性”、“経済成長”と“新規投資”が、パラグアイ経済の牽引役」

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 経済評論家A・Ferreira氏は、“Radio Nacional del Paraguay”の取材に、近年のパラグアイの経済的安定、成長傾向を強調し、これらは国際投資を誘引する要素だとした。また、国が大衆迎合のポピュリズムに傾倒し、経常支出がこれ以上増大しなければ、パラグアイ経済はまだ有望という。

 国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC・CEPAL)が11月上旬に発表した地域各国のGDP成長率予測では、パラグアイは本年度だけでなく来年も4%の経済成長率が予測されている。

 また、同氏はECLACのこの発表について、パラグアイは地域経済の停滞や近隣国の経済不況の中でも継続的な成長を遂げており、ECLACや国際機関の予測では、パラグアイは南米トップクラスの成長率を記録し、来年も3.7〜4%の成長が見込まれると話した。

 「この予測は我が国のイメージアップにとても貢献している。パラグアイは、農産物など原料商品価格の低迷にもかかわらず、経済を発展させる新たな原動力を建設業、その他サービス業、ホテル業、レストラン業に見出した。」と、語った。

 また、継続的な成長は、パラグアイ経済の堅実性と一般政策の適切性を示し、国外からの新規投資が経済発展に活力を与え、経済全体が良好なバランスを保っているという。

 また、同氏はこの15年間、三代の政権を経てのパラグアイ経済の安定性保持は、国際投資家の高評価を得るようになったとの見解を示し、またパラグアイの財政赤字の対PIB率が1.5%と、アルゼンチンの5.5%、ブラジルの7%と比較し低いことに着目し、「パラグアイは、財政赤字の最大原因となる政府が過大な経常費、補助金拡大などのポピュリズムに陥ること無く1.5%の財政赤字で終わっている。また、財政赤字の主要因はインフラ投資にとどまっている。」と、述べた。

 しかし、経済の安定性だけでは魅力は無いという。安定だけで、成長がなければ経済停滞及び不況を招く可能性があると、経済発展の重要性と強調しながら、「パラグアイの成長率は、経済の安定性を生かした結果だ。」と説明した。

しかしながら、「財政支出への誘惑は常にある。選挙に向かって、政治家は公的資金をつぎ込む傾向があり、結果、大幅な支出増大に陥り、パラグアイがこれまでに得た高い評価を台無しにする危険性がある。」と同氏は、経済の継続的安定性維持への懸念を示した。

 最後に、パラグアイが「ポピュリズムで財政支出を増やし、国外からの投資が減速しない限り、また今後も、国内経済が成長して行けば、外国からの投資見込みは引き続き良好だ。」と、締めくくった。VR

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