エステ市でブラジル日系の2つの工場が落成
3月11日、グスタボ・レイテ商工大臣はエステ市で新しく操業を開始する2つの工場の落成式を行った。この2工場はブラジル日系企業Itidai Compañía Paraguaya S.A.社が建設したもので、1つは電気配線関係部品、もう一方は電動バスを製造するためのもので、どちらもブラジル市場向けに輸出される。工場はそれぞれ7,000m2と6,100m2の大規模面積を有する。
この2工場には総額約1,500万ドルが投資されており、現在453人の労働者が雇用されている。また、2018年までに更に約4,100万ドルが増資され、合計1200人の労働者が働く工場になる計画である。
当企業アルツール・シゲフジ社長は、「当社は中・長期計画にしたがい事業を進めており、例えば炭素鋼PVCを使った電動バス製造には今年、297万ドルの投資を予定しており、この地域に大きな経済波及を及ぼすだろう」と、語った。
Itidai社はアルミニウム加工技術に特化し、電気部品関係の製造を手がけるブラジル資本の会社である。
パラグアイのマキラ制度、投資奨励制度、フリーゾーン制度を有効に使い、さらに、安い人件費や低い社会的経費、そして距離的問題、簡単な関係官庁の諸手続き等に魅かれ、今回のパラグアイ進出に踏み切った。(LN 160312 KT)