top of page

パラナ-パラグアイ河水路、産業発展の推進力

5月半ば、「パラナ-パラグアイ河水路を通した貿易と運輸と産業発展」の第一回大会が行われた。この大会は、ロサリオ商業会議所がラテンアメリカ開発銀行(CAF)の支援と、国際航路協会(PIANC)及びロサリオ港管理公社(ENAPRO)の協賛を得て行われた。

 本諸団体は2013年以降、パラナ-パラグアイ河水路流域の地域発展に貢献する事業や、水路の重要性をアピールする活動とイベントを行ってきており、今回もパラナ・パラグアイ水路(以下、HPPとする)の経済・商業・運営の現況と展望を協議するために開催された。 また、世界の他水路が地域発展に貢献する情報交換も行った。

 HPPはブラジルのプエルト・カッセレスからウルグアイのヌエバ・パルミラ港まで3,442kmの距離をもつ、地上最長の航行可能水路である。

 この水路は、パラグアイ河、パラナ河、ウルグアイ河から構成され、河に直接面する面積72万K㎡、間接的には350万K㎡の地域と、4千万人以上もの生活に関係している。

 また、HPPは、南米共同市場(MERCOSUR)の物理的、経済的に最も重要な輸送手段で、年間およそ1億トンの貨物が輸送され、2015年はロサリオ港からは、アルゼンチン総輸出量の80%相当、5,600万トンの穀物、油糧、その他産物が船積みされている。

 当イベントは、米国海運業委員会の事務局長、ライン河航行中央会事務局長などを講師に、内外の政府関係者、関係企業、水路に関する専門家たちを集め行われた。(pyflivial 160602 GI)

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page