パラグアイ産・粉ミルク、ロシア市場へ
パラグアイのロシア大使館は、文化振興に伴う貿易の促進を目的に、文化的側面から国への親近を持つようになる、とモスクワからパラグアイ大使は述べた。また「パラグアイ産品の受け皿となるスペースを探索する輸出振興のため、我々は輸出産品の市場調査を継続的に行い、両国の輸出入業者たちに利用されるように大使館のウェブサイトに情報を公開している。(http://www.embapar.ru/estudios_mercado_kaa.html )
「貿易促進と同時に、パラグアイ文化の紹介もすすめたい。それによりパラグアイへの理解が一層進むからだ」と、在モスクワのパラグアイ国大使が述べた。また「我々はパラグアイ産品の輸出振興のため、市場調査を継続的に行い、両国の業者が利用できるよう、大使館ウェブサイトに情報を公開している」という。(http://www.embapar.ru/estudios_mercado_kaa.html )
大使は今回、Lactolanda製品が、新しい輸出市場をロシアで獲得したといい、今年、サン・ペテスブルクへ約400トンの粉ミルク輸出が可能という。これは全くの新市場で、従来のベラルーシ製品と市場と競うことになるであろうと語った。
市場調査レポートでは、ロシア市場の衛生管理規制や植物検疫は、パラグアイ産の革製品やステビア、砂糖などの輸出の阻害にならないという。
また、パラグアイは2015年、10億ドル近い肉(牛、豚、鶏類)や農産物をロシアへ輸出しており、重要な貿易相手国となっている。
先週、サン・ペテスブルクで開催された経済フォーラムに、始めて招待された外務省ディディエ・オルメド貿易局長は、今後、パラグアイとユーラシア連合の経済交流は拡大することを確信すると語った。
また今年、ロシアの通信、石油、鉱物学、エネルギー、獣医学、動物管理技術などの専門コース、学部や大学院に少なくとも10名のパラグアイ人が奨学金を利用し学べるよう交渉中。また、タルタリスタン共和国の首都にあるカザン大学(現在40,000名以上が在学し、過去ノーベル賞受賞者6名を輩出)で、一年間、集中してロシア語を学び、その後専門コース履修が可能になるコースも考えているという。(LN 160622 MY)