第2の『勤労者の日』を設置!
注:パラグアイでは法的最低賃金を受け取っていない労働者が多い結果、健康年金保険にも入らず、国が提供する福祉制度も受けることもできない。この雇用状態を「trabajador informal」と呼び、保険に入り、労働省に登録された労働者を「trabajador formal」(正式労働者)と呼んだりする。
この「正式労働者」だけが持つ『Soy Formal』というカードがある。6月3日は、このカードを提示すると94店舗の飲食店で5~25%の割引を受けられるサービスを実施され、多くの市民がその喜びを享受した。
国家労働省のエンリケ・ロペス・アルセ氏によると、レストランMburicaoでは全ての客が『Soy Formal』カードを持参し、Empanadas Santa Feでは20人の客がカードを持参したという。また、マクドナルドやバーガーキングでも、いくつかのコンボが持参者に割引になった。
アルセ氏は、このキャンペーンの本来の目的は正式雇用をする企業を支援し、不誠実な雇用者を批判することだと述べた。そして、「我々は全ての労働者を尊重する。それは最低労働賃金を支払い、IPS(国民健康年金保険)及び労働省に登録し、8時間労働やクリスマス・ボーナス、時間外手当などを守る雇用主を応援したい。労働者は合法的に扱われるべきだ」と、語った。
(LN 160603 MY)