不況の中 大型バラ積み船を建設
造船業界第3位のバルカ・デル・ペスカドル造船所が5月24日、地域で最大級の全長150m、幅60m、2,500トン積載可能なバラ積み船を進水させ、その進水式に、多くの関係者が出席した。
当造船所オーナーのギリェルモ・エーレケ氏は、「現在、河川船舶業界が直面している危機を乗り切るには二つの選択肢がある。一つは生産ラインを縮小し従業員を減らすこと。もう一つは規模を拡大することだ。我々は後者、つまり従業員に仕事を与える道を選んだ」と、挨拶した。
「現在300人以上の労働者が従事し、また造船所内で溶接訓練コースが実施され、すでに600人の溶接工を養成された。この中には、かって交差点で車のガラス拭きをしていたもの、カテウラでゴミ回収作業をしていた人間も含まれている。今日、彼らはどこの造船所でも立派な仕事ができる労働者になった」と、語った。
当造船所は現在、バージ船とプッシャーボートの建造、古い燃料輸送バージのコンテナ船への改造などを行っている。(PYfluvial 160524 GI)