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パラグアイ工業物流センター鍬入れ式

5月26日、商工省オスカー・スターク長官代理が出席し、ビジェタ市に位置するパラグアイ工業物流センター(Centro Logistico Industial Paraguayo、以降CLIPとする)の鍬入れ式がおこなわれた。この流通センターは、品質・安全・持続可能性の面で国際レベルを目指すという。

 スターク長官代理は、「流通センターは国家物流計画(Plan Nacional de Logistica)の一環として計画されたが、今回、Delgado一族・投資グループのおかげで実現することになった。物流は国の競争力に繋がると言われ、特にパラグアイのような内陸国は運輸を河に頼ることが多い。位置的にもここが首都と、地方に繋がるので理想的だ」と、語った。

 また、物流センターのコーディネーター、リザ・スタンリー氏は、「センターは工業物流以外にも、商業・管理・ホテル機能もそろった複合施設で、新規企業または既存企業のニーズに合ったいろいろな場所を提供できる」と、流通センターの利点を挙げた。

投資

 CLIPはその物流インフラ機能、また最先端技術で国内企業のビジネス競争力を上げる。また約200人を雇用するほか、多くの外部委託労働者の雇用も予定され、2016~2018年の投資総額は2,500万ドルとされる。

位置

 CLIPはビジェタ市に至るYpané-Villetaルートの3.5km地点に位置し、またGuarambare-Villetaルート、Acceso Surにも約5kmと近く、パラグアイの多くの都市・港湾にも好位置にある。

面積

全面積200Haのうち、第1ステージで50ヘクタールが開発され、その内、約4万㎡をCLIPがしめるという。建設は世界基準で、商業・管理・ホテルエリアなども建設される。

物流エリアには製品の保管・配布・物流・搬送会社などが入り、管理・ホテルエリアにはコールセンター、人材派遣事務所、運送業者(forwarder)などが入る。

また、CLIPにはコンベンションセンター、ホテルなども建設され、スーパー、薬局など商業区も設けられる。

CLIPの利点

 CLIPには、CCTV、消防・消火機能、街灯、トラックの駐車スペースなど諸サービスが整い、進出する企業は安価でそれを享受できる。

開発

 CLIPはパラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイの3カ国専門家チームによって計画され、物流専門家のJorge Tesler氏、Liza Stanley氏、Daniel Sanroman氏が管理し、建設会社CDD Construccionesが施工する。

(SicomPY 160526 VR)

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