将来、パラグアイ初のトラクター組み立て工場
アルゼンチン農機具メーカーPAUNY S.A.が5月開催されたEXPO SANTA RITAで、パラグアイの労働力と、パラグアイ製部品でトラクター生産を行う計画を語った。
同展示会に参加した商工省グスタボ・レイテ大臣は、数年前から始まった『パラグアイ製自動車プロジェクト』との共通点を挙げ、「パラグアイで組み立てるとは言え、先進国レベルの高い技術が導入される。また、パラグアイ国内で生産する利点は、やはり人件費で、競争力がある」と強調した。
なお、PAUNY副社長ホセ・マリア・ロペス氏は、このプロジェクトには、3つの段階があると説明した。
第一段階は、PAUNY完成品を展示販売し、パラグアイ農業者の反応と意見を確かめること。第二段階は、必要なパーツを国外から調達し、パラグアイの労働力で組み立てること。第三段階は、重要なPauny変速装置はアルゼンチン製を使い、残り部品をパラグアイ国内で調達、組み立てることだ。 パラグアイで組み立て、販売されるトラクターには、「PAUNY Paraguay」のブランドが予定されている。(EV 1605016 VR)