パラグアイが自動車産業でブラジルと提携
パラグアイ商工省のOscar Stark副大臣がマスコミに明らかにしたところ、パラグアイ政府は現在著しい拡張を見せている自動車部品産業を推進するため、ブラジルと提携を結ぶべく交渉中と言う。
現在、約5千人の労働者が従事する自動車部品産業では、来年中には1万人が従事するだろうと語った。
近年パラグアイで開業した自動車部品製造企業は、ルノー、ホンダ、トヨタなどの一流メーカーの部品生産を手掛け、ほとんどがブラジル資本である。また、これらは2016年から2018年にかけ増資をし、従業員を増やし増産し、輸出拡大を計画している。
このブラジルとの自動車産業の提携は、パラグアイ産業を大きく促進させるもので、特にパラグアイで始まった自動車組み立て産業は、将来、ブラジル・マーケットをもターゲットにすることが出来る。
2015年12月開催された第69回メルコスル首脳会議では、パラグアイ・ブラジル両国の自動車関連産業の提携が発表された。その中にはブラジル企業がパラグアイに自動車生産工場を設け、ブラジルに関税無しで車を輸出することも含まれている。また、ブラジル政府はパラグアイで生産された関連部品を免税する意図があることも明らかにした。
(AND 160516 GI)