JPモルガンがパラグアイのカントリーリスク引き上げ
米国の投資銀行JPモルガンが毎月発表するEmerging Markets Bond Index (EMBI)は、新興国の債券利回りを米国債権利回りと比較するもので、ポイントが高いほどカントリーリスクが高いことを意味する。
パラグアイは332ポイントで、ラテンアメリカ平均の546ポイントと比較するとかなり低いものの、前回よりポイントがアップした。これは度重なる新規公共事業の開始延期が国外投資家の信頼を失っているためと言われる。またカルテス大統領の政策執行体制にも問題があると分析されている。
なお、南米諸国で最も指数が低いのはチリで188ポイント、ついでペルーの208ポイント、メキシコの218ポイントと続いている。一方、最下位のベネズエラは2973ポイントで、次に高い数値を記録したエクアドルの949ポイントの3倍以上も高いポイントになっている。(5dias 160510 HM)