自動車部品工場は女性労働者を優先雇用
グスタボ・レイテ商工大臣はルケ市にあるヤザキの拡張された製造工場を訪れた。
ヤザキは2年前から自動車部品の製造を始めたが、当初280人の社員で操業を開始した。従業員の100%は現地採用のパラグアイ人で、若者とりわけ普段は職場の確保が難しい女性を優先的に採用しており、「やる気のある、仕事がしたい多くのパラグアイ人女性に希望を与えている」、と大臣は強調した。
この2年間で社員は大幅に増え、現在1.466名を数える。更にその全員が保険に加入している。
また、同社の自動車部品は主にブラジルとアルゼンチンに輸出され、そこでルノー、ホンダ、トヨタなどの一流自動車メーカーの部品として組み立てられ、市場に流通している。梱包には“made in Paraguay”の文字が刻まれており、数年前まではパラグアイ製の自動車部品が、世界の一流メーカーの車の部品として使用されるなんて、誰も想像していなかっただろう、と大臣は誇らしげに語った。
なお、ヤザキは中期プロジェクトとして更なる事業拡大を計画しており、隣国の景気次第ではあるが、2018年までに従業員を2000名に増やしたい意向である。(AIP 160502 HM)