クロス産業は2015年度、530万ドルの利益を獲得
アスンシオン証券取引所(BVPASA)が公表したレポートによると、パラグアイの農業機械ジョン・ディール代理店である日系企業KUROSU & CIAは、2015年度会計で530万ドルの純益を上げた。
結果、2014年度の純益820万ドルから35%減少となった。売上額は2014年度の1億2000万ドルから2015年度は7200万ドルと、40%減になっている。この結果に関し、KUROSU & CIAは「顧客のほとんどが農業畜産分野であり、農業生産者は大豆を中心とする農産物の価格下落により販売額が大幅に縮小した事、また金融機関での資金調達が厳しくなった事もあり、新しい投資を控えたり、必要な機械への投資を先延ばしにしている事が原因」と、説明した。
KUROSU & CIAは、1968年にエンカルナシオンで創業され、その後40年以上にわたりビジネスを展開し、農業畜産分野では農業機械を扱う企業として知られた存在である。
現在、直接雇用の社員数は300人を超え、90台の車両で顧客サービスをするKUROSU & CIAは、多国籍企業JOHN DEEREからワールド水準の代理店企業として表彰されている。(5dias 160408 GI)