大豆輸出の92%は河川輸送利用
パラグアイ油種穀物商工会議所(CAPECO)の貿易顧問であるソニア・トマッソーネ氏は、パラグアイの大豆輸出の92%はパラナ河とパラグアイ河を利用した河川輸出、残りの8%はトラック輸送の陸路輸出によると説明した。
「私たちは主にコスト面から河川輸出を多く利用いている。例えば、バージ一船団が一度に運ぶ量はおよそ2万4千トンにおよぶが、それはトラック輸送540台分に相当する」と語った。
現在より大豆生産量も少なく、河川輸出手段が小規模であった2002年当時、大豆輸出で河川輸送の占める割合は51%、陸路輸送が49%であった。つまり、それだけ現在のパラグアイ産大豆の水路輸出は質量ともに改善されていると言える。
今は民間レベルの投資が進んだ結果、現在パラナ河沿いには11箇所、パラグアイ河沿いには24箇所の輸出穀物取扱港が点在している。
ソニア氏は、「パラナ河はその形状から、大型バージ船での河川輸送がやや困難であるが、パラグアイ河ビジェタ地区の港湾はどれも施設が新しく、搬入と積込み能力が非常に高くなっている」と、述べた。(LIDS.com 160324 KT)